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【Google Pixel 4レビュー】地味でもソフトウェア重視スマホ界の優等生。

今回は今更ながらGoogleから発売されているスマートフォンGoogle Pixel 4」のレビューをしていく。

当レビューの目的

 この記事のタイトルを見て、「おいおい今更1年以上前にリリースされたスマホのレビューなんて需要なくね?」と思っている読者も少なくないだろう。当然偏愛ガジェット的にもただ単にレビューをして賛否を表する予定ではない。

 今回はあくまでもGoogle Pixel4を通してGoogleスマホの立ち位置やそもそもPixelシリーズとはどういうスマホなのかを考察する目的でレビューをするということを最初に伝えておく。

Pixel4の特徴

そもそもPixel4とは

 Google Pixelとは検索エンジンでお馴染みのGoogleが発売しているスマホである。Pixelシリーズといえば「写真の綺麗さ」に定評があるがこれはPixel3から始まった動き。

 その血を受け継いで2019年後期に発売されたのがPixel4と兄弟機のPixel4 XLであると同時に2021年2月時点でGoogle最後のハイエンドスマホである。

Pixel4のスペック

 以下がスペック表。

基本情報
 発売日2019年10月24日
 価格(円)89980〜103950
 重量(g)162
 サイズ(mm)147.1×68.8×8.2
ディスプレイ性能
 画面サイズ(インチ)5.7
 解像度(ピクセル1080×2280
 画面種類有機EL
 リフレッシュレート(Hz)60〜90
 最大輝度(ニト)450(root化により最大610)
内部性能
 CPUSnapdragon855
 メモリ(GB)6
 ストレージ(GB)64〜128
 バッテリー(mAh)2800
 充電速度(W)18
カメラ
 搭載数(メイン+セルフィー)2+1
 メインカメラ画素数(MP)標準: 12.2
望遠:16
 セルフィーカメラ画素数(MP)8
 フラッシュライト2
付加機能
 防水性能IP68
 ワイヤレス充電
 デュアルSIM物理SIM+eSIM
 生体認証3D顔認証
 Felica
 FMラジオ×
 ワンセグ×
OSAndroid
その他独自仕様Soliレーダー、端末を握るジェスチャー機能

Pixel4の評価

  • Pixelシリーズ唯一の認証制度に定評がある3D顔認証搭載機。
  • Snapdragon855を搭載していることにより今でもハイエンドとしてはギリギリ面目を保てる水準の快適操作が可能。
  • Felicaおサイフケータイ)、耐水に対応しているため実用性も高い。
  • Micro SDカード非対応で最大ストレージ128GBは扱いづらい。ゲームやビデオ撮影をガンガン行う使い方には不向きか?

Pixel4の外観

 背面にはiPhoneライクなスクエア型カメラモジュールとGoogleロゴマークが刻印されている。

 カメラモジュールには標準カメラ、望遠カメラ、フラッシュライトと3Dセンサーと思わしきものが搭載されている。

 ディスプレイは角のないデザインが採用されている。

 フロントカメラ部は流行りのノッチ、パンチホールデザインではなくXperia 1 IIなどと同様のベゼルスタイル。ベゼルには左から丸型のセンサー、セルフィーカメラ、縦長のセンサー、受話口、横に広い大型のセンサーが搭載されている。

 右側面には上から電源ボタン、ボリュームボタンが搭載されている。位置関係が一般的なAndroidスマホと逆なのが気になる。

 左側面にはSIMトレイのみ。

 上側面にはマイクが1基。

 底面にはスピーカー2基とUSB Cポート。

 背面は最近流行りのマット仕上げとなっていたり無駄な印字のないシンプルなデザインなど完成度は高め。ボタン含めバンパーはポリカーボネート製なため簡単に傷が入ってしまう。この点に関しては見た目含めてもハイエンドスマホとしてはチープな感が否めない。

Pixel4の使用感

 Google PixelシリーズはAndroidの総本山でもあるGoogleが販売しているということもあり何もカスタムされていない純粋なAndroid(移行ピュアAndroid)を搭載している。そのため機能面の充実感に関しては他主要なAndroid機に比べてかなり見劣りするが、GoogleGoogleの組み合わせということもありハードウェアとソフトウェアの一体感はAndroidスマホでトップクラス。

ヌルヌルのタッチレスポンス

 90Hzのリフレッシュレート(1秒間の画面の更新回数)も相まって指への吸い付きは抜群!

無難なタッチ精度

 タッチ認識精度に関しては指の腹を徐々に近づけて認識タイミングを計測したところ、ディスプレイパネルに丁度指が当たるタイミングで認識する。ほとんどのAndroidスマホでは画面に触れる前に反応してしまっているためこの点に関しては優秀。

 充電ケーブルで画面を擦るテストでは見事に画面が反応してしまう…ここだけはGoogleでも対策はできていない模様。

 ソフトウェアキーボード入力によるパームリジェクション(指の腹が当たっているのを認識してその部分のタッチ操作だけ無効にする機能)テストでは誤作動が多く、効果は弱め。

 タッチ関連に関してはAndroidスマホ界ではトップクラスの精度で扱いやすい。ただしスマホ界で最高のタッチレスポンスを誇るiPhoneと比べるとかなり見劣りする。評価は無難といったところだろう。

システムの扱いやすさ

 設定項目は他の主要Android機にくらかなり控えめ。デュアルSNS、パフォーマンスモードなどの便利機能は使えない他、純正テーマのホーム画面のカスタマイズ性もかなり低くGoogle先生の言う通りに使う必要があるため人によっては扱いづらさを感じるレベル。

 デュアルSIMには対応しているがiPhone同様物理SIM+eSIMという編成なため日本の現環境では扱いづらい。シングルSIM運用が基本となる。またSoftbank格安SIMやデータSIMではテザリングが使えない。ここもiPhoneと同じ。

 他スマホとのテザリング運用をする場合は回線を提供する側の機器をしっかりとスマホとして認識する仕様上、回線タイプをデータシェア扱いとするためアプリの自動アップデート、Googleフォトでの自動アップロードなどがしばしばWiFi接続待機のまま進まなくなる。Googleフォトに関してはこの設定項目が外されているためかなり扱いづらい印象。

 全体的にピュアAndroidの扱いづらさが足を引っ張る形になってしまいがち。個人的に好んでいるGoogleフィード機能が使える分には好印象でもデメリットの数の方が目立つ分残念感が否めない。

Pixel4のカメラ

 やはりPixelシリーズ最大の売りといえば素晴らしく綺麗と評されるカメラだろう。

 今回の評価ではPixel標準カメラアプリとより本体のカメラ性能に近い写真としてみんな大好きSNOWで撮影したもの(以降素の写真)を比較する。

明るい環境での撮影

 素の写真では全体的にノイズが入ってしまっていて大画面では見るに堪えない仕上がりとなっているが、純正アプリではノイズもだいぶ少なくくっきりと写っている。

 どちらにしてもスマホの画面で見る分には荒さは気にならない。

暗い環境での撮影

 素の写真ではより強くノイズまみれになっていて使い物にならない印象。一方で純正アプリでの撮影の場合はプレビュー時こそ素の写真と同じような仕上がりではあるが、撮影処理が行われた後ではびっくりするくらいノイズが消えている。完全に消せるわけではないにしろこの調整能力は圧巻。

 ここからなんとなく分かるのは、カメラ自体の性能は他のライバル機種(Android)と比べても大きく見劣りするものがあるが、カメラソフトウェアはスマホ業界トップクラスと言っていいほど優秀。カタログスペックの地味さも写真ファイルの軽さと思えばかなり扱いやすい仕上がりと言える。

 良くも悪くも画質は悪いが綺麗な写真がとれると言ったところ。

 ちなみにしばらく撮影を続けていると本体がものすごく熱くなる。

Pixel4の総評

 今回実際にPixel4を使ってみて感じたことはやはり「スマホ業界全体で見れば超地味でできれば選びたくない。でも使ってみると虜になるほどの魅力がある」と言ったところか。

 ピュアAndroidは使いにくくてもカメラソフトウェア、GoogleスマホGoogleが元になって開発されたOSが合わさった互換性による安定感によって、Android界のソフトウェア調整クオリティ重視スマホとしての立ち位置を確立している。

 このレビューが終わったらとっとと売ろうと思って買ってはいるのだがPixelシリーズ最後のハイエンドということもあり正直売るのが惜しいと思えるような体験ができた。

今後のPixel

 おそらくだが、Pixel5でハイエンド業界から手を引いてしまったGoogleがまたハイエンドに戻ってくるとは期待できない。しかしカメラの美しさやピュアAndroidが好みなユーザーにとては他に当てのない超優良スマホといえる。

 これからも今日のXperiaシリーズ同様に根強いファンには熱狂的に愛されるが一般ユーザーに向けて売るには押しが足りない、押しどころが悪いというポジションになると思われる。

 

まとめ


 今回は偏愛ガジェット初の実機を用いたスマホレビューを行なった。スマホをレビュー目的で購入することは過去何度かあったが、こうして文字にしてみると考えがしっかりとまとまってくるので私のための記録としても非常に良い経験となった。

 またいつか実機レビューはする予定であるのでその時までによりブログに慣れていきたいと思っている。