今回はメイン機のうちの一つとして使用している「iPhone12 Pro Max」の簡単なレビューと、なぜメイン機としてiPhoneを使い続けるに至ったのかを『偏愛ガジェット.コムの所有者である私の価値観』、『ここがどんな立場のブログ』なのかの提示を兼ねて紹介していく。
当レビューの目的
今回のレビューは主に他ブログの二番煎じみたいにならないため、そして洗いざらいレビューをするというよりかはあくまでも iPhone12 Pro Maxのスマホとしての傾向を考察することがメインのレビューであるということを最初に伝えておく。
iPhone12 Pro Maxのスペック
以下がiPhone12 Pro Maxの基本スペック。
基本情報 発売日 2020年11月13日 価格(円) 最低価格:129580(128GB)
最大価格:193160(512GB、AppleCare+ 盗難・紛失プラン込み) 重量(g) 226 サイズ(mm) 160.8×78.1×7.4 ディスプレイ性能 画面サイズ(インチ) 6.7 解像度(ピクセル) 2778×1284 画面種類 有機EL リフレッシュレート(Hz) 60 最大輝度(ニト) 1200 内部性能 CPU A14 メモリ(GB) 6 ストレージ(GB) 128〜512 バッテリー(mAh) 3687 充電速度(W) 18 カメラ 搭載数(メイン+セルフィー) 3+1 メインカメラ画素数(MP) 標準: 12
望遠:12
広角:12 セルフィーカメラ画素数(MP) 12 フラッシュライト 2 付加機能 防水性能 IP68 ワイヤレス充電 ○ デュアルSIM 物理SIM+eSIM 生体認証 3D顔認証 Felica ○ FMラジオ × ワンセグ × OS iOS その他独自仕様 Lightning充電、MagSafe、LiDARスキャナー、センサーシフト手ぶれ補正、5G(Sub6)
スペック評価
- 一般的にあると便利な機能がだいたい揃っており扱いやすい。
- カメラのハードウェア性能は先代から大幅?強化されているためスマホカメラとしては十分な品質で撮影が可能。iPhone待望のRAW撮影対応。
- みんな大好きデカノッチに搭載された複数のセンサーにより高精度な顔認証が可能。
- 充電周りが相変わらず独自仕様固めなため専用に充電ケーブルなどを用意しなければいけない嫌味がある。Appleファンでもない限りは、Lightningのデータ通信速度も今となっては劣悪なためパソコンとの連携重視よりかは単体での運用、iCloud向き。
- 単体運用の際は追加オプションで最大512GBまで盛れるのはありがたい。
- 本体重量がケース(純正レザー)+ガラスフィルム込みで268gと非常に重いため疲れやすい。ごろ寝操作で顔に落としたら大変なことになる。
もはや凶器。
iPhone12 Pro Maxの外観
背面は真ん中にリンゴマーク、左上にカメラモジュールといつも通り。
ディスプレイは角のないデザインになっている。ベゼル幅はどこも一定に設定されてる、デカノッチ以外は。
ノッチ中央には受話口、その右隣にセルフィーカメラが搭載されている。それらの両隣に計3つの深度センサー類が用意されている。
右側面は電源ボタンがあるだけ。
左側面にはボリュームボタン、iPhoneお馴染みのマナーモードスイッチと前モデルから配置が変わったSIMスロットを搭載する。またSIMトレーは他のiPhone12シリーズよりもボリュームボタンに近いところに配置されている。
上側面には何もない。それによりうっとりするくらいにツルツルピカピカに加工された丸みを帯びていないエッジデザインが映える。
底面にはみんなのアイドルLightning端子とそれを挟む今となっては必要性が謎の星ネジが配置されている。端の方にスピーカー穴とマイク穴が搭載されている。
先代の11シリーズから継承されている特徴的な3眼カメラ。LiDARセンサー追加によりさらに穴だらけに…。カメラレンズは11シリーズよりも、通常の12Proよりも飛び出ている。
さすがiPhoneと言った感じに質感の高いデザインに仕上がっていて、初代iPhone SE信者が熱狂する箱型デザインは見事に手に食い込む。まさに高級ブランドスマホ。
iPhone12 Pro Maxの使用感
iPhone12 Pro Maxにはいつも通りにiOSという独自OSが搭載されている。当然iPhoneと相性は抜群なため操作性に関してはほぼ問題はないが、iOSといえば気が利いているんだか気が利いていないんだかよくわからない仕様が多いため相変わらず扱いやすさに賛否が分かれる。
安定のタッチ精度
例え時代遅れとも言われてしまう60Hzのリフレッシュレートでもあまり気になら合い追従性は確保している。
恒例の指の腹を徐々に近づけることによる認識タイミングテストでは、画面にちょうど触れたタイミングで反応する。指の震えによってわずかに指が画面から離れるのもしっかり認識する。
ケーブル接触による誤操作テストではやはり防ぎ切ることはできない。ただし意図的に狙って誤操作させられるほどの判定の甘さでもない。
キーボード操作によるパームリジェクションテストでも傾向は同じ。完全に防ぎきれないが意図的に狙うことも難しい。
タッチ関連に関しては誤作動が発生しにくく及第点といったところ、ただし過信できるレベルでなく逆にこちらの操作がタップ判定によって弾かれることもあるため丁寧にしっかりとタップする必要がある。タッチパネルを瞬間的に酷使するとフリーズしたタッチ操作を受け付けなくなる現象は相変わらず存在しているため音ゲー、PvPゲームプレイヤーは注意。
システムの扱いやすさ
やることなすこと全てが正しいApple様の言うとおりにしなければ使えないiOSであるため使用者をある程度選ぶ。特にアプリ配置の自由度、正規ストア以外からのアプリインストール不可などは批判意見の定番。
一方でiCloudによる強力なバックアップと連携によりiPhone→iPhone(どちらかがiPod、iPadでも可)の機種変の脚の軽さは快適そのもの。生涯をAppleに捧げる覚悟があるのであればこれはかなりでかいメリットと言える。
デュアルSIMには一応対応しているが物理SIM+eSIMという編成なため日本でのデュアルSIM運用は使いづらい。技適問題を自分で解決できるのであれば物理SIM2枚挿可能な香港版を買うという選択肢はあるが…
キャリアプランをiPhone側で判定している都合上、Softbankのようなテザリングがオプション扱いなキャリア系の格安SIMではテザリングが使えない。これもデュアルSIM運用を妨げている原因。
Apple製品同士でのテザリングの場合のみ接続側から直接テザリングを有効にして接続という動作が可能。いちいち設定画面に赴いてスイッチを入れる手間が省けるため楽、ただし5G接続でなければApple製品のソフトウェアアップデートに使用することはできないため注意が必要。
システムの拡張性に乏しいとしばしば言われているが、ショートカットアプリの登場により多分にその印象を感じにくくなっている。スマートホームとiOS14で追加されたウィジェット機能を使えばホーム画面上で家電操作がこなえる。
やはりApple製品と付け合わせる前提といわんばかりのシステム構成なためパソコンがWindowsやLinuxだったりすると持ち前の連携機能が使えなくなり、ただただ融通の効かないiOSだけが取り残されるため扱いづらい。
ただしiPhone単体でできることも実は多いため単独行動での運用も十分可能。
iPhone12 Pro Maxのカメラ
iPhoneシリーズもまた綺麗な写真が撮れることで有名なスマホである。標準のカメラアプリとiPhoneのカメラの素の性能としてお馴染みのSNOWというアプリで比較していく。
明るい環境での撮影
素の写真も純正カメラアプリもノイズ感に関してはあまり差はない。若干純正カメラの方が文字がくっきりと写ってると思う程度。
ただし純正カメラアプリの方がコントラスト調整がしっかりと行われているためメリハリのある絵に仕上がっている。
暗所での撮影
どちらもしっかりとノイズが乗ってしまっている。やはり純正カメラの方がコントラストがしっかりと出ている。
純正カメラアプリでは見ていて写実性が重視されている印象を受ける。(悪くいえば汚いものがより汚く写ってしまう)ノイズには弱いためしっかりと明るさを確保した環境ならば十分に実用性のある写真撮影が可能。オートフォーカスの速度も速いため咄嗟の撮影でも強い。
動画の手ぶれ補正が強い+クリエイティブ系アプリも充実している等の理由からこれ単体で動画編集も必要十分に可能。実際iPhoneひとつでYouTuberを始められる。
iPhone12 Pro Maxの総評
スマホ業界の重鎮たるiPhoneなだけあり、全てが高水準にまとまっていて優秀。ほぼ全てのポイントでいちいち上をいくライバル機が存在しているが、むしろこの点のおかげで万能機としての立ち位置を確立している。
前回レビューしたGoogle Pixelと立ち位置がかなり似ているが、この点も独自OS×長年のAppleのブランド力×マーケティングでしっかりと差別化がされていると言える。
今でこそ優秀なAndroid機が増えたことで闇雲に選んではいけないスマホではあるが、スマホ選びに困ってる人がいればとりあえずで勧められる。iPhoneで不満を感じるようになったら色々とAndroidを触ってみると面白い。
iPhoneをメイン機として使い続ける理由
最後になぜ私がメイン機の中心をiPhoneで固定しているかを自己紹介兼iPhoneを選ぶに適した例の一つとして説明する。簡単に結論を上げると
- Apple製品を大量に抱えている
- Apple Watchが最高の相棒兼財布
- 多用して困るポイントがない
の3つが挙げられる。
Apple製品を大量に抱えている
おそらく私以外のiPhoneユーザーの中でも最も多い理由の一つか。現在私の環境では「Mac2台」、「Apple Watch1台」、「HomePod mini1台」と一般以上にApple製品を抱えた所詮信者の部類。これだけ所有していると単純に連携機能は強力なため。
Apple Watchが最高の相棒兼財布
3つの中で一番共感されにくい理由。私は元左利きの両利きである仕様上腕時計は右手にする。たかだかこれだけの違いにより特にSuicaなどの交通電子マネーが超快適に使えるようになる。(なぜなら改札、決済機は高確率で右手に持ったカードをかざす前提で設計されているため)
一般的な右利きの場合は腕時計を左手首に装着するため例えば改札を通るときに左腕を無理矢理右手側にある改札機に持っていかなければならない。つまり右手にしていることでこれらの矛盾が解消されるためである。
多用して困るポイントがない
よくiPhoneを使っていて困ると言われる要因を挙げると
- 顔認証後勝手にホーム画面にいかないのがうざい→私は懐中電灯などの簡易アクセスを多用するためこのワンクッションがあった方がいい
- ホーム画面のレイアウトの制限がうざい→ウィジェット、Webクリップをスペーサーがわりに置くため気にならない
- Windowsとの接続が不安定→Macを使っているから関係ない
- 左から右スワイプで戻るだと手が届かないしAndroidと違って右から左スワイプで代用できないからうざい→左手で持つから関係ない
- ロマンがない→実用性重視
- タピオカカメラきもい→集合体恐怖症でない+このデザインに関しては寛容なため気にしない
- Appleが嫌い→勝手に嫌っててください
- カスタマイズ性が低い→それは認めるがメイン機としてAndroidを別で使って補っている
- キーボードに矢印キーがない→スペースキー長押しジェスチャーを使いこなしているので別に要らない
- カーソル移動無器用過ぎ→確かにw
とほぼ全てに対して逆の発想、意見が存在しているため使っていて困る理由にならないため。
まとめ
今回はそういえばまだしていなかった自己紹介というよりかはガジェットブロガーとしてのスタンス紹介を兼ねたレビューという内容で書き進めてみた。メイン機紹介という形でその本人が何を持ってこの機種を選んだのかが分かりやすくなるのでは?という魂胆である。
いつか正式なプロフィールページを作成することを約束してこの記事を締め括る。