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【 スマホライフ 】 快適に使うために覚えたいタブー ① 長持ちさせる 【情弱】

最近スマホ高いですよね。

 今日では通信代はようやく安くなったが、数年前から始まったスマホ代の割引に対する規制によって『iPhone』『Galaxy』『Xperia』みたいな聞いたことのある名前のものは10万円前後が当たり前、安いのだと遅くてカメラ汚い と四方塞がり。しかも中国産は信用できない。

 そんなあなたの今のスマホライフ、『前に高いお金で買ったやつを使い続けてる』『安いので我慢』になっているのでは?ということで今回はそんなスマホライフをしている読者のような人たちに待っている現実を経験をもとに紹介していく。

 私のスマホデビューは19歳と遅めのスタートだった。まだ未成年だったため親による絶対王政で強制的にdocomoのシェアパックを組まされたのが始まりだ。子供に逆らう権利などないのだ。

 デビュー機は当時既に型落ち機になっていたiPhone6、それも16GBモデルで選択理由は当時猛威を奮っていた乗り換え割狙いでである。(安い国産機を押し付けられるかiPhone6かの選択なら絶対にiPhoneでしょう…)

 当時のスマホ事情は成長期真っ只中、新世代機が出るほど急激に性能が上がってくるような時代だったため所詮型落ち機のiPhone6も1年もしないうちに動作がもっさりになった。

 2017年の春の事、遂に私は最新機種のリーク情報に興味を持ち始めた。それによると次世代機はフルディスプレイモデルして出るという話であった。私はそれの購入を願いながらその時までは、少し気になる程度の遅さを我慢してiPhone6を使い続けるのであった。

 しかし2017年の秋のこと、Appleによってこっそり実装していたバッテリー保護機能の影響により私のiPhone6の挙動が急に遅くなった。

 噂の機種のリリースを待ちながら遅さに耐え続けて1ヶ月半ほどが経過。遂に噂のiPhoneXを入手することができた。

念願のiPhone X

 iPhoneXを入手した私は人生で初めて最新機種を使う側に転じた。まさに、

性能に全く困らない

最新機種を使っているというささやかな優越感

という当時の私としてはこれは十分すぎる収穫だった。

 そして心のどこかで生まれた自分よりも古い機種を使っているユーザーのことを見下す邪な感情を育みながら、快適なスマホライフを送るのであった…

修理して大切に…

 時は流れて2018年の秋、iPhoneX系の後継機としてiPhoneXS、MaxとiPhoneXRがリリースされた。当時の私は前セクションでも述べた通り、邪な優越感に浸っていたためにこの3機種のリリースに関しては面白くない思いとともに悪いところ探しを始めていた。

「どうせCPU性能も情報によるとそこまで速くなってなさそうだし、今のままで充分。」

そんなことを考えながらそのままXS世代を見送るのであった。

 そして一年が経過してiPhone11、Pro、Pro Maxがリリースされた時も然り、

「集合体カメラキモ、センスなさすぎでしょw」

「しかも端末の厚さ増してるじゃん。iPhoneX最高!」

という碌でもない強がりを持ちながらもiPhoneXで粘っていた。

 しかしスマホも一応消耗品である。バッテリーがへたってしまえばAppleが用意したバッテリーの保護機構により動きがカクカクし始める。しかし当時の私の歪んだiPhoneX愛は次の行動を起こさせた。

「iPhoneXまでは内蔵用バッテリーがAmazonで買える。交換すればもっと長く使えるじゃん。」

そうして交換用バッテリーを購入してiPhoneXを”かいふく”するのであった。

馬鹿にされる

 そして2020年1月ごろ、当時の私は既にiPad Air第3世代を購入していたためiPhoneXの性能に少しづつ物足りなさを感じ始めていた。さらにiPad Airを入手したことによって私の生活習慣にも変化があった。

YouTubeなどでの情報収集を盛んに行うようになったのだ。

(特にYouTube視聴は当時の私から今に至るまでの過程でのちに大きな変革をもたらすこととなるのだが、これについては当シリーズで少なからず垣間見ることになるだろう。)

 当時の私といえば今ではお馴染みの新型コロナウイルスの情報収集をYouTubeで行なっていた。そんな日常を送っていくうちにたまたまおすすめ動画として某Apple信者系YouTuberの動画に出会うこととなった。

 もうご察しの通りその頃のApple系チャンネル主はみんなこぞってiPhone11 Pro系を使用していたため、私はようやく最新機種とiPhoneXでは埋められないほどの大きな格差があるということを思い知るのである。

 そうして次第にiPhoneXを使用していることに対して劣等感を覚えるようになるのだが、そんなところに追い討ちをかけるように新たな勢力と出会う。Android派である。

 そこでの容赦ない脳死iPhone溺愛情弱に対する侮辱を目にすることによって私はようやく

「流石にiPhoneXを使い続けるのは今年までにして、iPhone12買おう。」

と重い腰を上げられたのであった。

限界

 そうしてiPhone12シリーズと予想されているiPhoneの購入を生き込んでリーク情報を追いながらリリースを待っていたところで問題は発生した。

 実は当時住んでいた実家には、エアコンが実質的に存在しない。あるにはあるのだが壊れえている。「エアコンよりも旅行」というわけのわからない思想を持った所有者の意向によるものだ。

 それとiOS14のベータ版の試用による発熱の多発によってiPhoneXの動作速度が極端に低下してしまったのだ。

 「もう2ヶ月もすれば9月でiPhone12が出るかもしれないから待とう」と「もう我慢できないからiPhone11 Pro Maxを買おう」という想いがぐるぐる回った。

 そうして考えていくうちに8月になった。ますます気温が上昇して私の部屋の室温は日中は常に40度越えが当たり前になっていた。当時使っていたiPhone以上に熱に強いAndroidのメイン機であるdocomo P30 Proですら熱停止を頻発するようになるような状況。当然iPhoneXはホッカイロそのものである。

遂に私の我慢が限界に達したため、iPhone11 Pro Maxを購入することにした。

まとめ

 はっきりと言ってこの選択は金銭的にも非効率な選択だった。しかしその金銭のためにiPhoneXで我慢していたら結果として後2ヶ月も待たされることになっていた思うとゾッとする。

 仮に我慢していたとしてもiPhone12シリーズの購入で結局ほぼ同じような金額の出費を強いられることになるので、どのみち四方塞がり状況だったことには変わりはなかったと言える。

結局のところ、

スマホを長持ちさせようとするのは節約ではなく、無意味な延命治療でしかなかったのである。

※当記事はあくまでも実体験をもとにした創作記事です。鵜呑みにせずに参考までにご覧ください。