最近スマホ高いですよね。
前回は古い機種を長い間使うという行為を体験談を紹介したが、今回はパート2として、
『安い機種を使う』
とどうなっていくのかを紹介する。
※今回もあくまでも実体験をもとに制作した創作記事です。
乗り換え割
2018年初頭の事、まだスマホ関連のことの右も左も知らない頃の話。
私は当時はまだ存在していた『乗り換え割』目当てで某キャリアと契約をして初のサブ機としてGalaxy S8(以下S8)を迎え入れた。
これが人生初の自分用のAndroid機であり、当時のAndroidの印象としてインパクトの強かった「エッジスクリーン」を搭載しており、iPhoneサイドにしかいなかった当時の私にとっては垂涎の一品であった。
偏見
そうして一円で購入したS8だが、時期からも御察しの通りもう販売から1年近く経過した機種であり、もう少ししたらS9シリーズがリリースされている時期である。(情弱怖すぎ)
もう既にこの時点でS8のCPU性能も当時最新のiPhoneに1年分置いて行かれたような性能であった。
さらに、まだ技術として未熟であったエッジスクリーンは初代のそれよりかはマイルドになったものの、それでも主張が激しくタッチ精度の甘さと相まってとにかく操作性を悪くした。
Androidのことを何も知らないくせに『AndroidはiPhoneよりも高性能』という脳死計算式が成り立っていた何も入っていない私の頭は前途の事実によって、
「Androidしょぼいな」
という偏見を持つきっかけとなった。
急ぎの購入
そうこうして結局S8をタンス入りさせてから2年近い月日が経った。当時契約していたWiMaxに不満を覚えて3万円近い違約金を払ってでも解約して、今は亡きNEXTMobileの無制限プランへ以降した。
当然契約することでもらえるモバイルWiFiは例に溺れずバッテリー持ちを重視した性能の低いものであった。
その低い性能に嫌気が差してきていた頃にNEXTMobileのWiFi SIMをスマホに差しても使えるという情報を入手した。
それを実践すべくタンスにしまってあったS8にSIMを差してみたが、SIMロックつきであるために当然使えるわけもなかった。
またお世話になる気もない+ちょうど契約更新月であったことも後押しして1日でも早くより優秀なモバイルWiFi機を手に入れるためにY Mobile実店舗にてP30 liteを購入した。
当時新品で2万4千円程度、貧乏人でも一括で十分に買える金額なことはありがたい。
充分?
そうして手に入れたP30 liteだが、動作速度に関しては所謂「普段使い」ならそこまで気にするほど遅くはない。むしろアニメーションがかくつかないため低スペックスマホであることを忘れる。強いて言うならせいぜい読み込みがワンテンポ遅れる程度。
ぶっちゃけあらゆる面においてGalaxyシリーズより使いやすかったためサブ機として使う前提だったものの、第2のメイン機として抜擢してしまった。
そうして積極的に使い始めたところまでは良かったのだが、ここで新たな問題が発生した。モバイルWiFiとして使うということで当然常時テザリング運用するわけだが、テザリングで発生する熱で長時間使っていると流石に体感速度に著しい低下が見られたのである。
第2のメイン機
そこで新たにより高速な端末に買い換えることにしたのだが、そのタイミングで丁度よくとあるキャリア製スマホがセール価格になっていた。docomo P30 Pro、つまりP30 liteの上位互換品だ。
流石にdocomoから直で買う気はなかったため転売ヤーから購入。
docomoオリジナルカスタム品であることが最大で最凶なボトルネックだったが、やはり動作の速さが格段に向上した。
そうして多少の気がかりはありつつも、その後半年以上特にそれ以外の不満もなく第2のメイン機としてふんだんに使いつづけることができた。
まとめ
今回の話は典型的な「徐々により優秀な機種にアップデートする」というスマホライフ改善策と言えるものだった。
しかしその買い替えのタイミングで毎回4万円前後の出費が発生してしまうことを考えると今回の例のような短期的に買い換えるのは愚策と言えるだろう。
どのみち今回の例のような状況では『金銭的に苦しんで日常のストレスを無くす』か『日常のスマホもっさりストレスを我慢して貯金を守るか』というどうにも救いようのない2択、所詮トレードオフを強いられてしまう。
だったら最初からハイエンド機を買った方が結果的にお得じゃない?
という言葉が頭をよぎる。