導入
2021年7月16日からAmazonタイムセール祭りが始まる。
その対象商品に選ばれている中に少し前にそのコスパの強さで話題になったスマホがいる。
ということで今回はRedmi Note10 Proのレビューをしていく。
Redmi Note10 Proの外観
開封、付属品紹介
箱はいつも通りのダサいデザイン。
箱は流行りに流行ってるギチギチで開けづらいのも安定。
Designed by Apple in California Designed by Redmi
付属品箱を取り出すと本体が登場。いつものスペックがわかりやすいフィルムに包まれている。
本体用受け皿を外すと充電器とケーブルが出てくる。
(写真ではケーブルが収まらなかったので入っていない)
充電器は安心安全のPSEマーク付き。
「怪しい中華製品ではありません。」
充電器とケーブルの端子はオレンジ色で統一されている。
先ほど取り外した付属品箱にはまずSIMピン。
安定の針金クリップクオリティー。
「…使えればいいんです!」
何とケースが入っている!
ケースと一緒に説明書類が同封されている。
もう既に1ヶ月近く使用しているが、意外と黄ばみを抑えられている。
(AQUOS sense4用に買ったクリアケースはたった13日でまっ黄っきになったのだが…)
本体
中華スマホにありがちなグラデーションカラー。個人的には結構好き。
背面がマットな質感なのと、アンバランスなカメラ配置はどれもトレンドを意識しているのか?
カメラモジュール。
銀縁で目立たせてるのが108MPのメインカメラ兼望遠カメラ。(望遠は高画素を利用したデジタルズーム)
写真真ん中左側がマクロカメラ。(恐らく隣にあるのは深度センサー)
写真下のカメラが超広角カメラ。
ただし環境マークが端末自体に刻印されてるのは流石に不恰好。
右側面はボリュームボタンと電源ボタンというAndroidならいつも通りの仕様。
電源ボタンは指紋認証センサー付き。
上部にはイヤホンジャック、スピーカー、マイク、赤外線センサー。
左側面はSIMスロットのみ。ちなみに側面は光沢仕上げ。金属なのかは不明。
下側面はスピーカー、当たり前になりすぎて誰にも褒められないタイプC端子と受話口。
そしてAndroid特有のいつも通りの蒲鉾みたいな変な形。
受話スピーカーとパンチホールカメラ。
中華メーカー直販は優しいので保護フィルムが標準で貼ってある。付属品全部取っ払うキャリア版中華スマホとは違うのです。
率直な感想
Redmi Note10 Proを使ってみて一言で言うなら、
『シンプルなのに痒い所に手が届く、が、詰めが甘い。』
といったところ。
何故そう思ったのかを以下の8つのポイントで解説する。
良かったポイント:120Hzのリフレッシュレートの6.7インチ有機ELディスプレイ
Redmi Note10 Proは4万円で買えるのに有機ELディスプレイを搭載している。
それだけでも同価格帯のライバル機であるiPhoneSE、AQUOS sense4よりも優れているが、
120Hzのリフレッシュレートにも対応している。
(つまりディスプレイの動作が超滑らか)
つい最近日本上陸を果たしたMi11 lite 5Gでも
リフレッシュレートは90HzであるためProの名は伊達ではないのだ。
ディスプレイサイズも6.67インチとiPhone 12 Pro Maxとほぼ同じである。
(iPhone 12 Pro Maxは公称では6.7インチだが実質的なサイズは6.68インチ)
良かったポイント:速いでしょ?でもミドルレンジだよ
上記項目でも紹介した120Hzのリフレッシュレートであることも踏まえて
普通に使っている程度ではあまり遅さは感じない。
搭載しているCPUはsnapdragon732Gと決して速いCPUではないのが驚き。
流石にシステムUIアニメーションの実行時にフレームレートが低下しているのがわかるが…
同レベルのCPUを搭載したAQUOS sense4 と比較しても軽快さは雲泥の差である。
良かったポイント:もう左利き殺しとは言わせない!電源ボタン指紋認証
Redmi Note9sを使用していた時は電源ボタン指紋認証時に
センサー全てを認証する指で覆う必要があったため
「指紋認証は右手親指でしか使わないでしょ、当たり前だよね?」
と言わんばかりに左手で持っている時の指紋認証は上手くいかなかった。
しかしRedmi Note10Proでは指紋認証精度が上がったのか2/3も覆えてれば
ちゃんとロック解除されるので左手人差し指、中指でも安心して使用できる。
良かったポイント:余った時間をいただき!Googleフィード(Discover)
Redmi Note10Proに搭載されているOSはMIUIというXiaomiのカスタムAndroidだ。
このMIUIのデフォルトホーム画面はGoogleフィードに対応している。
Googleフィードとは平たくいうとGoogle Discoverという
自分のGoogleアカウントでの検索履歴から
おすすめのページをリスト化する機能をホーム画面左端のページにおける機能。
たったこれだけだが、ホーム画面左端にあるということが強力。
ふと暇なタイミングに簡単にアクセスできてしまうので
いつの間にかGoogleのおすすめにフィード(餌付け)されているという事態に…
当たり前だが邪魔ならオフにできる。
良かったポイント:スマホユーザーを尊重します!便利なプリインアプリ、機能
Redmi Note10Proにはデフォルトでファイルマネージャーアプリがインストールされているため
マイクロSDカードを使用するならファイル管理、バックアップにも困らない。
どうせ難しいアプリなんて使わないでしょと言わんばかりに
あった方が助かるアプリは入っていない割に
やたらと要らぬアプリは入っているAQUOS sense4とは違い…
他アプリ複製機能、再起動不要のSIMスロットの開閉、2つ目のスマホアカウント機能など
基本使わないけどたまに恋しくなる機能もしっかりとと用意されている。
残念ポイント:完全自己完結のアップデートが出来ない
地味に面倒臭いポイントだが、Redmi Note10Proは
単体でソフトウェアアップデート(以下OTAアップデート)が出来ない。
出来そうな挙動はするのだが、いつまで経っても進捗が進まず
終いには「このバージョンのアップデートにはWiFi接続が必要です。」
という旨のエラーメッセージが表示される。
…ゴミ!
残念ポイント:テザリング範囲が狭い
私がApple信者なのにAndroid(Google pixelを除く)を使う理由の一つは
iPhoneはソフトバンク系データSIMでテザリングができないからである。
私の現環境は固定回線が使えない+余裕で月100GB越えの通信をするため無制限WiFiが必須。
楽天unlimitはまだ自宅周辺では戦力外+モバイルWiFiは産廃揃いな上高い
povoは考えようだがわざわざ追加契約する必要性がないという理由で
NEXTMobileの今は亡き無制限プランのSIMをそのまま使う必要がある。
もちろんRedmi Note10ProではこのSIMでテザリングはできるのだが、
回線を飛ばす範囲がマジで狭い。
隣の部屋に行こうものならもう接続切れを起こす。
…ゴミ!!
まとめ
今回Redmi Note10Proのレビューをしてきたが、
最大のライバルは親ブランドであるXiaomi Mi11 lite 5Gだ。
彼方と比べるとCPU性能、5G、オサイフ対応という点で劣るが
画面サイズ、カメラ性能、リフレッシュレートという点ではまだ戦える。
一般ユーザーには刺さりにくいメリットばかりだが強スマホ枠でまだ生きながらえる
Redmi Note10Pro、この機会に手に取ってみてはどうだろうか?