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【 最速レビュー! 】 iPhone12ProMaxバッテリー消耗90%でフライング修理!

導入

 iPhoneを筆頭とするApple製品で最近機にされる項目がバッテリーの劣化。

かつて法廷バトルにまで発展したことでも有名だが、

Apple製品はバッテリーが劣化するとパフォーマンスが低下する。

 ということで今回は正規修理店でのiPhone12 Pro Maxのバッテリー交換を

最速で行ってきたので

レビューしていく。

どうしてバッテリー交換が必要なの?

バッテリーの劣化について

 形ある物必ず壊れるというのはよく言われることだが

スマホに搭載されているリチウムイオンバッテリー(以降バッテリー)も例に溺れず劣化する。

 Appleやその他スマホメーカーなどの共通認識として

バッテリーの劣化は新品のバッテリー容量の80%を下回った時のこと。
(この記事では
バッテリーの最大充電容量を『バッテリー容量』
現在のバッテリー量と最大容量との割合を『バッテリー残量』
とする)

2年程度の使用又は500回ほどの充電サイクルが起こることで大体バッテリー容量は80%を下回る。

バッテリーの劣化による弊害

 バッテリーが劣化すると当然ながら電池持ちが悪くなる。

私自身の過去の体感ではバッテリー容量が90%以下になるとギリギリ1日持つ程度の電池持ち。
(100%に充電してから日が終わるまでに20%程度まで減る)

この状態では充電忘れ、充電出来ないバグが発生すると確実に次の日に詰む。

ゲームやテザリングを使う場合は尚更足りなくなりモバイルバッテリーでの介護が必須になる。
(つまりスマートじゃないフォンということ)

 またスマホによってはバッテリー保護の名の下強制的に性能低下させられるため日常ストレスが増える。

(わざと劣化したまま放置して次世代機の高性能っぷりに感動したいという性癖を持ってるなら好きにすればいいけど…)

バッテリー交換は無料?

 いいえ。基本的には有料。
(料金表 https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/service/battery-power)

保証対象であるバッテリー容量が80%を下回るのが大体2年前後であるため

買った時に自動的に付帯する限定保証のみでは無理。
(そもそも限定保証のみの場合は自然劣化による故障は基本的に有償修理)

AppleCare+に加入している場合は無償交換できる

『かもしれない』。

交換修理の前に準備すること

1:都合の良い日に事前予約する、又は郵送修理の申し込み

 まずはここから。Apple サポートアプリ公式サイトで申し込める。
(AppleIDの名前を偽名に設定している場合は予約前から修理終了まではいったん本名に設定しなおそう。)

 バッテリー修理は即日修理+返却が可能な場合があるため、店舗修理も検討すると良い。

2:修理日当日までにデバイスのバックアップを済ませる

 場合によっては本当にデータが消える。ここだけはしっかりと準備すること。(今回のレビューの場合は実際に消えた)

3:保護フィルムとケースは修理直前までに外す

 つけっぱなしだと基本捨てられる。保護フィルムは替を買っておくのも良い。

4:配送する

 ここは配送修理の場合のみ。ダンボールを買っておこう。

修理当日

 事前に予約した時間までに店舗へ行き受付予約をする。

受付予約は専用のiPadか店員に話しかける必要がある。

本人確認のために店員から名前を聞かれることがあるので名前を名乗る。
(偽名のまま予約した場合は設定画面の1番上のアカウント名を見せるよう言われる。)

 チェックシートを渡された場合は改めて来店目的を記載して店員に渡す。

店員にも来店目的を聞かれることもあるので嫌にならずにしっかりと説明する。

 説明が終わるとようやく症状のチェックが始まる。

この間に設定アプリのバッテリーの状態を見せたり、専用のデバイスと接続されて色々チェックされる。

 今回はバッテリー容量が90%と明らかに早期の交換となるためサポート対象外でお金がかかることを忠告された。

それでも修理しても良いかを聞かれるので今回はそのまま修理をお願いする。

 修理が受理されるとバッテリーの店頭在庫の確認が始まる。

在庫があればラッキー、即日交換で終わる。

なければ預かり修理となるため代機の持ち合わせがないならよく考えてから検討しよう。

 改めて修理でデータが消えるかもしれないのでバックアップを取ったかどうかの質問をされる。

そこでさらにそれでも修理するかの同意を求められるのでよければ同意する。

 余談だが今回修理に出したiPhone12 Pro Maxには最新のより強固なバッテリー認証システムが導入されていたため

『通常リリースの最新版のiOS』がインストールされてない限りデータがほぼ100%消える。
(どんだけ自力交換されたくないんだApple…)

 ようやく修理が開始される。1時間ほどかかるため適当に時間を潰して待つ。

整理券なり同意書の控えが渡されるのでそれは絶対に無くさないこと。

修理完了

 修理完了で特に電話はないため適当な時間になったら店舗に戻る。

店員に戻ってきたことを伝えて整理券なり同意書の控えを見せて受付に通してもらう。

 私の場合はiOS15betaをインストールしていたため案の定データが消えた。

iPhoneのバッテリーが100%に戻っていることを実際に見せて確認を求められるので

確認する。

 最後に90日保証(交換したバッテリーの不具合に対応できる)の説明をされるので聞いておく。

これが終われば修理代金の支払い。今回は8140円(…高い)。

 店舗にもよると思うが、交換後のバッテリーはほとんど充電されていないため

しばらく充電していくかどうかを聞かれる。

急ぐ用があればモバイルバッテリーを持参して断っておこう。

こちらに署名すると修理完了となる

スマホが分からなくてもこれを見れば復元できそう…

電話でも対応

交換後の違い

 バッテリーを交換してから1週間使用しての感想だが、

バッテリーの減りの速さは若干遅くなったかな?程度の体感だった。
(ベータ版OSの宿命かな?)

 ただし使用中のフレームレートの低下の発生が格段と減ったため

かなりもっさり感が軽減された。

まとめ

 今回iPhone12 Pro Maxのバッテリー交換を正規代理店で行ってきた。

何よりEUを筆頭にバッテリーの自己修理の権利を主張し始める声が上がる理由をなんとなく感じる

なんとも面倒くさくお金のかかる方法という思いである。(追加で保護フィルムも買い直しだし…)

 安全面とバッテリー処分の手間を考えれば妥当なのかもしれないが

どう捉えるかは実際に経験してみて考えてみるのも良いのかも?…